夜行バスで日帰り妙高・赤倉温泉旅
毎日満員列車に揺られ、疲れた果てに何も考えずに乗ったのは新宿発長野行きの夜行バス。
午前4時、まだ地元の不良がコンビニにたむろしているころに長野駅へ着き、電車に乗り換え、新潟は妙高市へ向かっていました。
圧巻の秘湯「燕温泉」
朝7時に新潟の関山駅に到着しました。
静けさに包まれた駅は、別世界に来てしまったかのようでした。
さらにバスに乗り換えて、奥地へと向かいます。
地元の人も利用する、コミュニティバスと言うべきような小さなマイクロバスに乗り、バスに揺られること30分、燕温泉に到着しました。
温泉街と言えば、伊香保や草津のようなにぎやかなものを想像してしまいがちですが、朝一ということ・人里離れた奥地にあるこの街は人の声が全然聞こえませんでした。
ゆっくりとこの静かな温泉街の奥へと進みます。
地元の小さな神社の階段を上がります。
振り向くと圧巻の景色。
雲がとても近くいつの間にか、山奥へ来たことを実感しました。
社にお参りをし、さらに奥に進みます。
温泉の看板が見えました。もうすぐのようです。
四方を山に囲まれた中に小さな野天風呂がありました。
嬉しいことに、貸し切り状態です。
男風呂には先客がいるようなので、男女風呂を隔てる大きな岩に隠れながらこっそりと湯舟に浸かります。
足を踏み入れると、ヌメリを感じ、手で探ってみると、湯の華が大量に舞い上がってきました。ヌメリ自体をとろうと手でまさぐると、苔がとれて、野天風呂だということを思い出します。
空を仰ぐと、山と大きな青空が広がります。
30分ほど浸かると慣れない寒さに冷えていた体はすっかり温まり、温泉を後にしました。
帰りのバスは行きのバスと同じ運転手のおじさんでした。写真と旅行が趣味だというおじさんと楽しく話しながら関山駅へ。
最後におじさんにおすすめの温泉を聞き、次の目的地へと向かいます。
閑散とした温泉街にたたずむ絶景の露天風呂
観光地周遊バスは11月の上旬で終了しており、閑散としていました。
赤倉温泉街に着きましたが、日曜の昼間とは思えないほどの閑散ぶりでした。
手前のみよしやさんでお昼休憩です。
出汁が滲みた玉ねぎとかつ丼。最高でした。
お腹がいっぱいになったら、本日二度目の温泉です。
バスの運転手のおじさんがとてもおすすめしてくれたので、楽しみです。
みよしやさんから徒歩1分。
ホテル太閤さんに着きました。
800円で日帰り利用できます。
昼間なのでNGでしたが、夜は桶酒付きのプランもあるようですので、ぜひご利用してみてください。